ハーレーダビッドソンの中でも高い人気を誇ったアイアン1200(XL1200NS)。
その無骨でクラシックなスタイルに惹かれ、「新車価格はいくらだったのか?」と気になって検索する方も多いはずです。
この記事では、アイアン1200の新車価格の相場や、XL1200NSの定価はいくらだったのかといった情報をわかりやすくまとめています。
また、スポーツスター1200シリーズの中での立ち位置や、現在は新車が買えない理由として知られる生産終了の背景にも触れます。
中古市場でのカスタムの選び方や注意点、アイアン1200の評価、実際の航続距離はどの程度なのかといった点も具体的に解説します。
さらに、アイアン883と1200はどちらがいいのかを比較しながら、自分に合ったモデル選びの参考となる情報もご紹介。
話題になった「キムタクが愛用しているアイアンは?」というエピソードにも触れながら、アイアン1200の魅力と実情を掘り下げていきます。
– アイアン1200(XL1200NS)の新車価格と定価の相場
– 現在は新車で購入できない理由と生産終了の背景
– 中古やカスタム車を選ぶ際のポイント
– 他モデルとの違いや航続距離・評価などの特徴
ハーレーアイアン1200の新車価格の相場とは
- アイアン1200(xl1200ns)の定価はいくら?
- 新車は買えない?生産終了の理由
- アイアン1200の評価はどうなのか?
- スポーツスター1200との違いとは
アイアン1200(xl1200ns)の定価はいくら?

ハーレー・ダビッドソンの「アイアン1200(XL1200NS)」の新車価格は、おおよそ145万円〜160万円前後が定価の目安とされています。
販売されていた時期や為替レート、販売店の方針によって多少の差があるため、正確な価格はディーラーに確認するのが確実です。
この価格帯は、ハーレーの中では比較的エントリーモデルに近い位置づけにあります。
スポーツスターシリーズの中でも軽量で扱いやすく、日本国内でも人気が高かったモデルです。
アイアン1200は、空冷エボリューションエンジンを搭載し、1202ccの排気量を持っています。
定価を見ればわかるように、「大型バイク=高価格」というイメージを持っている方にとっては、意外と手が届きやすい価格帯と言えるかもしれません。
ただし、現在は新車での販売が終了しているため、仮に正規ディーラーで在庫が残っていても、プレミア価格が付いているケースもあります。
また、付属するオプションやカスタム内容によっても価格は変動します。
このように、ハーレー・アイアン1200の新車価格は、モデルの特徴とバランスを踏まえた上で設定されていました。
現在は中古市場での取引が主になるため、新車定価を知っておくことは、価格の妥当性を判断する材料として役立ちます。
新車は買えない?生産終了の理由

現在、ハーレー・アイアン1200の新車を購入することはできません。
これは、メーカーであるハーレーダビッドソンがこのモデルの生産をすでに終了しているためです。
そもそも、アイアン1200は「スポーツスター」シリーズの中でも人気の高かったモデルであり、シンプルでクラシックなスタイルに加え、扱いやすいサイズ感が支持されてきました。
ところが、2021年頃を境に多くのスポーツスターモデルがラインナップから姿を消しました。
全国二輪車用品連合会によると、欧州をはじめとした排出ガス規制(ユーロ5)の強化が大きく関係しています。
アイアン1200に搭載されていた「空冷エボリューションエンジン」は、設計が古く最新の環境規制に対応するのが難しいとされていました。
これにより、メーカーはアイアン1200を含む一部の旧型モデルの生産を終了せざるを得なかったのです。
また、ハーレーは電動モデルや水冷エンジンを搭載した次世代のラインナップに注力し始めており、伝統的な空冷スポーツスターの終了は、ブランドの転換期を象徴する動きでもあります。
このような理由から、現在は新車としての入手ができず、購入を検討している場合は中古車市場に目を向ける必要があります。
人気モデルだったこともあり、中古市場では価格が高騰している傾向も見られます。
購入を検討する際は、相場や状態をしっかり確認することが重要です。
アイアン1200の評価はどうなのか?

アイアン1200の評価は、総じて高く、特にデザイン性と取り回しの良さが好評です。
一方で、快適性や装備面においては、いくつか注意点もあります。
まず、外観に関する評価は非常に高く、クラシックなハーレーらしいスタイルに惹かれる人が多いようです。
タンクに施されたレトロなグラフィックや、低めのハンドルポジションが独特の存在感を放っており、見た目重視のユーザーから強く支持されています。
また、アイアン1200は1200ccの空冷Vツインエンジンを搭載しながらも、車体が比較的コンパクトで軽量です。
そのため、大型バイク初心者や女性ライダーでも扱いやすいという声が多く見られます。
都市部での取り回しにも優れており、街乗りから軽いツーリングまで幅広く活躍します。
ただし、長距離走行時の快適性にはやや不満が残るとの声もあります。
例えば、振動が大きめであることや、シートがやや硬めな点などが挙げられています。
また、ABSが標準装備ではない年式もあるため、安全装備の面で物足りなさを感じる人もいるでしょう。
このように、アイアン1200は「見た目」と「操作性」で高く評価されている一方、「快適性」や「装備の充実度」ではやや好みが分かれるバイクと言えます。
購入を検討する際は、自身の用途や走行スタイルに合っているかどうかを見極めることが大切です。
スポーツスター1200との違いとは

アイアン1200と他のスポーツスター1200シリーズの違いは、主にデザインの方向性や装備の仕様、ポジション設定にあります。
どちらも1200ccのエンジンを搭載していますが、乗り味やスタイルには明確な違いがあります。
まず、アイアン1200は「ダークカスタム」路線に特化したモデルです。
ブラックアウトされたパーツや、ビンテージ調のタンクグラフィック、ミニエイプハンドルなど、カスタムバイクのようなルックスが大きな特徴です。
対して、同じ1200ccエンジンを搭載する「フォーティーエイト」や「ロードスター」などのスポーツスター1200系は、それぞれ異なる個性を持っており、よりクラシック志向やスポーティな印象があります。
次に、ライディングポジションにも違いが見られます。
アイアン1200はハンドル位置が高めで、リラックスした乗車姿勢になります。
一方で、フォーティーエイトは前傾気味、ロードスターはよりスポーツ走行を意識した設計がなされています。
このため、乗り心地や適した走行シーンも異なってくるのです。
さらに装備面を見ると、ABSの有無やサスペンションの仕様、フロントブレーキの構成など、細かい部分でも違いが出てきます。
特にロードスターは倒立フォークやデュアルディスクブレーキを備えており、より高い制動力と走行安定性を意識した設計です。
このように、アイアン1200はスポーツスターシリーズの中でも「スタイル重視・扱いやすさ重視」の立ち位置であり、他のモデルはそれぞれ異なるニーズに応えた構成になっています。
どれが優れているかというよりも、自分の好みに合ったモデルを選ぶことが最も大切です。
ハーレーアイアン1200の新車価格と購入時の注意点
- アイアン1200の航続距離は?
- 883と1200はどちらがいい?
- 中古やカスタムバイクの選び方
- チョッパー仕様の特徴
- 永野芽郁のハーレーの値段はいくら?
- キムタクが愛用しているハーレーの値段は?
アイアン1200の航続距離は?

アイアン1200の航続距離は、一般的に180km〜220km前後が目安とされています。
これは、タンク容量と燃費性能のバランスによって決まる数値です。
具体的には、アイアン1200の燃料タンク容量は約12.5リットルです。
そして、平均的な燃費はリッターあたり15〜18kmほど。この燃費が大きく変動するのは、走行環境やライダーの運転スタイルによる影響が大きいためです。
たとえば、信号が多い都市部を走る場合と、高速道路を一定速度で巡航する場合とでは、燃費に大きな差が出ます。
また、純正の状態ではガソリン残量警告灯があるものの、燃料計そのものは付いていません。
そのため、航続距離を把握するには、走行距離を目安に給油のタイミングを判断する必要があります。
この点は長距離ツーリング時に注意したい部分です。
さらに、社外タンクへのカスタムやインジェクションセッティングの変更などを行えば、航続距離に影響が出ることもあります。
タンクを大容量タイプに交換すれば300km以上走れる仕様にすることも可能ですが、これはあくまで改造を前提とした話です。
このように、アイアン1200の航続距離は決して長い方ではありません。
日常の街乗りや短距離ツーリングには十分ですが、ロングツーリングを想定するなら給油ポイントを事前に確認しておくことが大切です。
特に山間部やサービスエリアが少ない地域では、早めの給油が安心につながります。
883と1200はどちらがいい?

アイアン883とアイアン1200、どちらがいいかはあなたのライディングスタイルや用途によって異なります。
両モデルは見た目が似ていても、実際に乗ると性格に大きな違いがあるバイクです。
まず、アイアン883は排気量が883ccで、エンジン出力はやや控えめです。
そのぶんマイルドな加速と軽快な操作性が魅力で、ハーレー初心者や街乗りをメインに考えている人には非常に扱いやすいモデルです。
重量も比較的軽いため、Uターンや取り回しがしやすく、小柄なライダーにも向いています。
一方で、アイアン1200は1202ccのエンジンを搭載しており、力強い加速とトルク感が大きな特徴です。
特に中速域からの伸びがしっかりしているため、ツーリングなどで広い道路を走る場面では、そのパワーが頼りになります。
また、標準装備されているミニエイプハンドルによって、ライディングポジションが変わり、乗り味もやや異なります。
価格面でも差があります。
中古市場では、883のほうが比較的安価に入手できますが、性能面での物足りなさを感じる可能性もあります。
逆に1200は価格がやや高めですが、パワーや走行性能に余裕があるため、長期的に見ると満足度が高いという声も少なくありません。
このように、取り回しのしやすさとコストを重視するならアイアン883、走りの力強さやツーリング性能を求めるならアイアン1200が適していると言えます。
比較項目 | アイアン883 | アイアン1200 |
---|---|---|
排気量 | 883cc | 1202cc |
加速感 | マイルドで扱いやすい | 力強く、中速域からの伸びが特徴 |
操作性・取り回し | 軽くて小回りが利きやすい | やや重めだが安定感がある |
ライディング用途 | 街乗りや初心者向け | ツーリングや中距離・長距離向け |
ハンドル形状 | ローライズバー | ミニエイプハンドルで独特なポジション |
見た目 | スタイリッシュでシンプル | クラシック&カスタム感のあるデザイン |
中古価格帯 | 比較的安価で入手しやすい | やや高めだが人気が高くリセールも良好 |
エンジン特性 | 出力控えめで初心者に適している | トルクフルで力強く、走りに余裕がある |
対象ライダー層 | 小柄な人やバイク初心者 | パワーを重視したい中〜上級者 |
長期満足度 | 軽快さ重視なら十分満足 | 走行性能と余裕を求めるなら満足度が高い |
どちらが「いいか」は一概に決められず、どういう走り方をしたいかを明確にすることが重要です。
試乗できる機会があれば、乗り比べてみるのが最も確実な方法でしょう。
中古やカスタムバイクの選び方

アイアン1200を中古で購入する際や、カスタムバイクとして選ぶ際は、状態の確認とカスタム内容のバランスを重視することが大切です。
特にこのモデルはカスタムベースとしても人気が高いため、仕様によって大きく個体差が出ます。
まず中古で選ぶ場合、最初に確認すべきはメンテナンス履歴と走行距離です。
ハーレーは丈夫なバイクではありますが、定期的な整備を受けていない車両は後々の故障リスクが高くなります。
記録簿や点検記録が残っている個体は安心材料になります。
また、カスタムされた車両の場合は、純正パーツが手元にあるかどうかも重要なチェックポイントです。
次に、カスタムの内容です。
アイアン1200はシートやマフラー、ハンドルなどを交換するだけでも印象が大きく変わります。
見た目だけでなく、走行性能や乗り心地にどう影響しているかも確認しておきましょう。
例えば、ローダウンされた車体は足つきが良くなる一方で、段差に弱くなることがあります。
逆にサスペンションを強化してある車両はツーリング向きですが、乗り味が硬く感じることもあります。
そして、排気系のカスタムには特に注意が必要です。
車検対応かどうか、音量規制に違反していないかをしっかり確認しましょう。
違法改造車は購入後に追加費用が発生する可能性があります。
このように、アイアン1200の中古車やカスタム車両を選ぶ際は、「かっこよさ」だけで決めずに、実用性と安全性のバランスを見極めることがポイントです。
自分の用途や好みに合った1台を見つけるためにも、購入前にできるだけ詳細に車両の状態をチェックするようにしましょう。
チョッパー仕様の特徴

アイアン1200をチョッパー仕様にカスタムすると、クラシックで個性的なスタイルが際立つ一台に変わります。
このカスタムは、見た目の変化だけでなく、乗り味や操作性にも影響を与えるため、特徴を理解した上で選ぶことが大切です。
まず、チョッパー仕様とはフロントフォークを長くしたり、ハンドルバーを高くしたりすることで、スリムで伸びやかなシルエットを作るカスタムスタイルのことを指します。
アイアン1200は元々無骨でシンプルな車体構成をしているため、チョッパースタイルとの相性が良く、多くのオーナーがこの方向でカスタムしています。
特に多いのは、アップスイープマフラーやバレルグリップ、ソロシートの装着などです。
これにより、よりアメリカンな雰囲気を強調できるうえ、軽量感のある仕上がりになる傾向があります。
また、リアフェンダーを短くしたボバー風のアレンジを組み合わせるケースもあり、オーナーの好みに応じて細かいスタイルの違いが生まれます。
ただし、見た目重視のカスタムであるため、快適性や積載性が犠牲になるケースもあることを知っておく必要があります。
例えば、長いフロントフォークはハンドリング性能に影響し、街中での取り回しがやや不安定になることもあります。
また、シートのクッション性やポジションによっては、長距離走行時に疲れやすくなることもあります。
このように、アイアン1200のチョッパー仕様は見た目に強いインパクトを持ちつつ、ある程度の乗りにくさも含んでいます。
そのため、カスタムの方向性を決める際は、自分の使い方に合ったバランスを考えることが重要です。
単なる外観の変更にとどまらず、ライディングスタイル全体に影響することを理解したうえで選ぶようにしましょう。
永野芽郁のハーレーの値段はいくら?

永野芽郁さんが所有しているとされるハーレーは、「ストリートボブ114(Harley-Davidson Street Bob 114)」です。
2023年のテレビ番組などで本人が紹介していたことから注目を集めました。
このモデルは、ハーレーダビッドソンの「ソフテイル」シリーズに属しており、排気量1868ccのミルウォーキーエイト114エンジンを搭載しています。
見た目はシンプルながら力強く、クラシックなスタイルと現代的なパフォーマンスを両立させたモデルです。
日本国内での新車価格は、おおよそ270万円前後とされています。
これはメーカー希望小売価格にあたるもので、カラーや年式、販売店によって若干の変動があります。
また、永野芽郁さんの車両には純正アクセサリーやカスタムパーツが複数装着されていると報じられており、総額は300万円以上に達していると考えられます。
たとえば、グリップやレバー、マフラー、シート、フットペグなどのパーツを変更するだけでも数十万円単位の費用が加算されます。
ハーレーの純正カスタムパーツは価格が高めであることも、その総額を押し上げる一因となっています。
このように、永野芽郁さんのハーレーは、ベース車両が約270万円で、そこにカスタム費用が加わることで実際には300万円を超える仕様になっていると見てよいでしょう。
ハーレーに憧れる方は、車体価格だけでなく、カスタム費用や維持費も含めたトータルコストを念頭に置くことが大切です。
キムタクが愛用しているハーレーの値段は?

俳優・木村拓哉さんが愛用しているハーレーは、「スポーツスター XL1200NS(通称:アイアン1200)」です。
ハーレーダビッドソンの中でも比較的コンパクトで扱いやすく、クラシックなデザインが特徴のモデルとして知られています。
このモデルは、排気量1202ccの空冷Vツインエンジンを搭載し、シンプルながら重厚感のあるスタイルが人気です。
ブラックアウトされたパーツや独特のタンクグラフィックは、チョッパーやカフェレーサー風のカスタムにもよく合い、多くのファンを惹きつけています。
キムタクさんがこのバイクを購入した当時の新車価格は、おおよそ130万円〜150万円前後とされていました。
ただし、実際にはカスタムやオプションパーツが追加されていることが多く、彼のモデルも約240万円の支払いだったという報道があります。
これは、ディーラーオプションやマフラー、シート、ハンドルなどのカスタムパーツ代が含まれていた可能性が高く、車両本体価格よりも大幅に上回っている理由です。
ハーレーの場合、純正アクセサリーも高品質で価格が張るため、カスタムを施すと予想以上の金額になることがあります。
このように、キムタクさんの愛車であるアイアン1200は、シンプルなスタイルと力強い走りを両立した人気モデルです。
仮に同じような仕様で購入を検討するなら、200万円以上の予算を見積もっておくと安心でしょう。
購入後のカスタム費用も含めて検討するのが現実的です。
ハーレーアイアン1200の新車価格に関する総まとめ
- 新車価格の定価はおおよそ145万〜160万円
- モデルによって価格差があり為替や販売店でも変動
- スポーツスターシリーズの中では比較的エントリーモデルに位置
- 空冷エボリューションエンジンを搭載した1202ccモデル
- 現在は新車販売が終了しており購入不可
- 生産終了の主因は排ガス規制(ユーロ5)への非対応
- ハーレーは電動・水冷モデルへの移行を進めている
- 中古市場ではプレミア価格がつくケースもある
- クラシックで無骨なデザイン性が高く評価されている
- 軽量な車体で大型バイク初心者にも扱いやすい
- 長距離走行では振動やシート硬さに不満の声もあり
- 航続距離はおおよそ180〜220kmが目安
- 走行環境や運転スタイルによって燃費が変動する
- 883との違いは排気量・加速感・価格帯など多岐にわたる
- カスタムやチョッパー仕様は個性が出せる反面、快適性に注意が必要