こんにちは。高級モトクラブ、運営者の「A」です。
愛車のカスタムを楽しんでいると、どうしてもハンドル周りをスッキリと見せたくなる瞬間がありますよね。カフェレーサースタイルやチョッパー、あるいはオフロードバイクなど、スタイリングを追求すればするほど、大きな純正ミラーが野暮ったく見えてしまう気持ち、痛いほどよく分かります。
そんな中でふと疑問に思うのが、インターネット検索やSNSでも頻繁に議論されている「バイク ミラー 片方 捕まら ない」という噂の真偽についてではないでしょうか。
街中を見渡せば、片方しかミラーが付いていない原付や、極端に小さなミラーを付けたカスタムバイクを意外と多く見かけます。「あいつもやっているから大丈夫だろう」「原付は片方でいいって聞いたことがある」と、なんとなく自分を納得させて、左側のミラーを外そうとしていませんか?
実はこれ、排気量や車両の製造年式によってルールが極めて細かく、かつ厳格に決まっており、知らずに乗っていると整備不良として警察に検挙される可能性が非常に高いのです。「知らなかった」では済まされないのが法律の世界。
この記事では、意外と知られていないミラーに関する法規制の複雑な迷路や、もしもの時のリスクについて、私自身の過去の失敗や経験も踏まえて、専門用語を噛み砕きながら分かりやすく解説していきます。
- 自分のバイクが片側ミラーでも法的に許される「唯一の例外」に該当するかどうかが判別できる
- 「平成19年規制」という大きな分岐点と、2007年以降の車両に課される厳しい安全基準(衝撃緩和など)が理解できる
- 整備不良で検挙された際に支払うことになる反則金や、違反点数が免許に与える具体的なダメージを把握できる
- 万が一の事故を起こした際、ミラーの不備が過失割合や保険金支払いにどのような悪影響を及ぼすかを知ることができる
バイクのミラーが片方でも捕まらない条件の真実
「バイクのミラーは片方だけでも捕まらない」という都市伝説のような話。実はこれ、完全に嘘というわけではありません。日本の法律には確かに、ミラーが片方だけでも適法となる「例外」が存在します。しかし、その条件は皆さんが漠然と思っている以上に限定的で、狭き門です。
多くのライダーがこの「例外」を自分のバイクにも適用できると勘違いしてしまい、結果として違法改造車に乗ってしまうケースが後を絶ちません。ここでは、法律が定める合法と違法の境界線を、排気量区分や「構造上の最高速度」という客観的な基準からクリアにしていきましょう。
原付バイクのミラーは右側だけ取り付けてもいい?
まず結論から申し上げますと、排気量50cc以下の第一種原動機付自転車(いわゆる原チャリ)であれば、右側のミラーだけでも法的にはセーフ(捕まらない)となるケースがほとんどです。

この根拠となっているのは、国土交通省が定める「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」の第267条です。ここには、二輪車の後写鏡(バックミラー)の個数について明確な記述があります。原則として左右両側に設置義務があるものの、例外規定として「最高速度が50km/h以下の二輪自動車等にあっては、自動車の右側に1個の後写鏡を備えればよい」とされているのです。
ここで非常に重要になるのが、「最高速度」という言葉の定義です。これは道路の制限速度のことでも、あなたが普段出すスピードのことでもありません。メーカーが設計した時点で定まる「車両の構造上出すことができる最高速度」を指します。
一般的な50ccスクーター(DioやJogなど)やカブなどの原付一種は、法規上の最高速度が30km/hに制限されており、メーター読みで60km/h出たとしても、この区分に該当すると解釈されることが一般的です。そのため、これらの車両に限っては、右側にミラーが一つ付いていれば、保安基準を満たしていると判断され、警察に止められることはありません。
なぜ右側だけなのか?
日本は左側通行の国です。路肩に停車した状態から発進する際や、前方の遅い車を追い越すために車線変更をする際、ライダーが最も頻繁に、かつ重要度高く確認しなければならないのが「右後方」の安全です。そのため、最低限どちらか一つと言うなら右側、という法的判断がなされています。
ただし、これはあくまで「法律が許容している最低ライン」に過ぎないという点を忘れないでください。実際に原付で公道を走ると、左側から自転車に追い抜かれたり、左折時に歩行者を巻き込みそうになったりと、左側の視界がなくてヒヤリとする場面は山ほどあります。「捕まらないから外す」のではなく、「自分の命を守るために両方付ける」というのが、賢いライダーの選択だと私は思います。
原付のミラーを左だけ装着するのは違反か
では、へそ曲がりな疑問として「右側じゃなくて、左側だけ付けていればいいのか?」と考える方もいるかもしれません。海外製のカスタムバイクや、特殊な事情で右側のミラーホルダーが破損してしまった場合などです。しかし、これに対する答えは、原則としてNG(整備不良となる可能性極大)と考えたほうが無難です。
先ほど解説した通り、法律の例外規定は「自動車の右側に備えればよい」と明記されています。「片方ならどっちでもいい」とは一言も書かれていないのです。法的な解釈を厳密に行えば、右側にミラーがない時点で、その車両は保安基準の要件を満たしていないことになります。
現場の警察官の視点に立ってみましょう。彼らは道路交通の安全を守るプロフェッショナルです。左側通行の日本において、右側のミラーがないバイクがどれほど危険か、彼らは熟知しています。右後方が見えない状態で公道を走ることは、車線変更時の目視確認をおろそかにさせ、重大事故に直結するからです。
もし貴方が原付で、左側のミラーだけを付けて走行していたとします。運良くパトカーに見過ごされることもあるかもしれませんが、もし停止を求められた場合、「保安基準第44条(後写鏡等)および関連告示に適合していない」として、整備不良(尾灯等以外の装置)の切符を切られるリスクは非常に高いと言えます。
「左は見えています」と弁明しても、法が求めているのは「右側の確認機能」が主である以上、その主張は通りません。カスタムの美学も理解できますが、法規制には必ず「安全上の理由」があることを理解し、無駄なリスクを背負わないようにしましょう。
125ccは片方だけのミラーで走行可能か
ここが多くのライダーにとって最大の落とし穴であり、最も勘違いしやすいポイントです。結論をはっきり言います。125cc(原付二種・ピンクナンバー)のバイクは、片方ミラーだと完全にアウト(違法)です。
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なぜこれほど誤解が広まっているのでしょうか。それは「原付(原動機付自転車)」という名称に原因があります。免許区分や税制上は「原付」の仲間であるため、「50ccと同じルールでいいんだろう」となんとなく思い込んでしまうのです。しかし、道路運送車両法の保安基準においては、話が全く別です。
前述の通り、片側ミラーが許される例外条件は「構造上の最高速度が50km/h以下の車両」に限られます。PCX125、アドレスV125、モンキー125など、人気の原付二種バイクたちは、どう考えても50km/h以上のスピードが出るように設計されていますよね? つまり、これらは法律上、例外規定の対象外となり、「左右両側に後写鏡を備えなければならない」という原則ルールが適用されるのです。
ここを間違えると痛い目に遭います
「ピンクナンバーだから原付扱い」は、駐輪場やファミリーバイク特約の話であって、保安基準の話ではありません。125ccクラスで左ミラーを外して走行していると、白バイ隊員にとっては「カモがネギを背負って走っている」ようなものです。明確な整備不良として、言い逃れのできない検挙対象となります。
実際に、私の知人も「125ccだから片方でいいと思っていた」と左ミラーを外して走行中に警察に止められ、反則金を支払う羽目になりました。彼は「知らなかった」と訴えたそうですが、当然ながら免除されることはありませんでした。愛車のナンバープレートがピンク色(あるいは黄色)なら、絶対に両方のミラーが必要です。これは鉄則として覚えておいてください。
250や400ccの片方ミラー規制
中型以上のバイク、つまり250cc(軽二輪)や400cc(小型二輪)クラスになると、もはや議論の余地はありません。当然ながら左右両方のミラー装着が絶対的な義務となります。
このクラスのバイクは、高速道路や自動車専用道路を走行することが可能です。時速100km近いスピードで巡航し、大型トラックや乗用車と混走する環境において、片方しか後方が見えない状態がいかに恐ろしいか、想像してみてください。
右側の追い越し車線から来る車は右ミラーで見えますが、合流地点や車線変更時に左後方から接近してくる車両は、左ミラーがなければ完全な死角に入ってしまいます。目視(首振り)でカバーすればいいと思うかもしれませんが、高速走行中に大きく振り返る動作は、車体のふらつきを招き非常に危険です。
また、排気量250ccを超えるバイク(400ccなど)には、2年に一度の「車検(継続検査)」が義務付けられています。ユーザー車検に挑戦したことがある方ならご存知かと思いますが、検査ラインの最初の外観検査で、検査官は必ずミラーの有無、取り付け状態、鏡面の大きさなどをチェックします。
この時、片方しかミラーが付いていなければ、その瞬間に不合格が確定します。「家にはあるんですけど」と言っても通りません。
車検がない250ccクラスであっても、街頭検査や警察の取り締まり基準は車検と同じ保安基準です。「車検がない=何をしてもいい」ではありません。
むしろ、車検がないからこそ、日々のメンテナンスと遵法意識がライダー自身の良心に委ねられていると言えます。大人の趣味としてバイクを楽しむ以上、250cc以上のバイクで片側ミラーにするという選択肢は、法的にも安全的にも「あり得ない」と断言できます。
旧車のミラー規制と適用される保安基準
ビンテージバイクや旧車(絶版車)ファンの間でよく話題になるのが、「昔のバイクなら規制が緩いから、小さなミラーや固定式のミラーでも許されるのではないか?」という点です。
確かに、法律は原則として「遡及適用(新しい法律を過去に遡って適用すること)をしない」という考え方があるため、製造された年式によって適用されるルールが異なります。しかし、ここには非常に複雑な線引きがあります。
二輪車のミラー規制において、絶対に覚えておくべき運命の分岐点は「平成19年(2007年)1月1日」です。
以降のバイクミラー新保安基準比較表-1-1024x571.jpg)
| 年式区分 | 規制の内容と特徴 |
| 2006年12月31日以前 に製造された車両 | 基準は比較的緩やかです。 左右の視界が確保されていれば、鏡面の具体的な面積数値や、 後述する衝撃緩和装置の義務は厳密には適用されません。 当時物の小さなミラーでも車検に通る可能性があります。 |
| 2007年1月1日以降 に製造された車両 | 基準が劇的に厳格化されました。 ①衝撃緩和装置 (歩行者と接触した際にショックを吸収して脱落または回転する機構)が必須。 ②鏡面の面積は69cm²以上。 ③円形なら直径94mm以上150mm以下。 ④非円形なら直径78mmの円を隠すことができること。 |
特に注意が必要なのは、2007年以降の高年式車に、デザイン優先で「古い年式用のカスタムミラー」を取り付けてしまうケースです。
例えば、金属製でガッチリと固定され、手で押しても全く動かないような小型のミラーは、2007年以降の車両に付けると「歩行者保護基準不適合」となります。平成19年の法改正は、バイクが歩行者に接触した際、ミラーが凶器となって歩行者に大怪我をさせないよう、「ぶつかったらクルッと回る、あるいは外れる」ことを義務付けたのです。
また、スタイリッシュな極細のスクエアミラーなども要注意です。面積が足りていても、「直径78mmの円(ちょうどダイオーズなどの小さな紙コップの飲み口くらいのサイズ)」が鏡の中にすっぽり収まらない形状だと、視界不良として違法になります。
「中古で買ったバイクだから」といっても、車検証の「初度登録年月」が平成19年以降であれば、この厳しい新基準が適用されます。ご自身の愛車の年式、一度車検証を見て確認してみることを強くお勧めします。
バイクのミラーが片方だと捕まらない?情報の誤り
インターネット上の掲示板やSNSには、「俺は片方ミラーだけど一度も捕まったことがない」「警察の前を通ってもスルーされた」といった武勇伝や、無責任な情報が散見されます。これを真に受けて「じゃあ自分も大丈夫だ」と判断するのは非常に危険です。
「捕まらない」というのは、単に運が良かっただけか、警察官が他の優先度の高い業務(緊急走行など)にあたっていて見逃されただけに過ぎません。現実は甘くありません。ここでは、コンプライアンスを重視する現代のライダーとして知っておくべき、リアルなリスクとペナルティについて深掘りします。
完全にミラーなしで走ると捕まるのか
これは議論の余地なく、発見され次第、即座に検挙対象となります。
左右どちらのミラーも付いていない「ミラーレス」の状態は、道路交通法第62条および道路運送車両法の保安基準に真っ向から違反する行為です。違反名は「整備不良(尾灯等以外の装置)」に該当します。
考えてみてください。パトカーや白バイの警察官にとって、これほど分かりやすい違反はありません。スピード違反は計測が必要ですし、一時停止違反は現認が必要ですが、ミラーがないバイクは遠くからすれ違っただけでも一発で識別できます。ハンドル周りに何もない違和感は、プロの目をごまかすことはできません。
「今朝盗まれたんです」「整備中に試走しているだけです」「ちょっとそこのコンビニまでだから」……現場でよく聞かれる言い訳ですが、これらが通用することはまずありません。公道を走っている以上、整備不良状態であるという客観的事実は覆らないからです。
何より、後方が全く見えない状態で公道を走る行為は、自分自身がいつ後ろから追突されるか分からない、あるいは車線変更で車に突っ込むかもしれないという、自殺行為に近い危険な賭けです。一瞬のカッコよさと引き換えにするには、あまりにもリスクが大きすぎます。
整備不良時の違反点数と反則金のリスク
では、実際に警察に止められ、整備不良として処理された場合、具体的にどのようなペナルティが課されるのでしょうか。お財布へのダメージだけでなく、免許証へのダメージも無視できません。
- 違反点数:1点
- 反則金:二輪車 6,000円(原付は5,000円)

「たかが6,000円、勉強代だと思えば安いもの」と強がる人もいるかもしれません。しかし、問題は「違反点数1点」の重みです。もしあなたがゴールド免許を持っていた場合、このたった1点のせいで、次回の更新時にはブルー免許に格下げとなります。
これにより、免許更新の講習時間が長くなるだけでなく、多くの任意保険で適用されている「ゴールド免許割引」が消滅し、数年間にわたって保険料が値上がりすることになります。トータルの経済的損失は数万円に及ぶこともあるのです。
さらに厄介なのが、現場の警察官の裁量で交付される「整備命令書(通称:ステッカー)」です。これを貼られると、単に反則金を払うだけでは済みません。指定された期間内にミラーを正規の状態に修理し、警察署や運輸支局に車両を持ち込んで「直しました」という確認印をもらわなければなりません。
もしこれを無視してステッカーを貼ったまま乗り続けると、車両の使用停止命令が出され、さらに重い罰則が待っています。時間的拘束や精神的なストレスを考えると、最初から適法なミラーを付けておくことが、最もコストパフォーマンスの良い選択だと言えるでしょう。
ミラーなし走行が炎上する法的・社会的理由
最近はTwitter(X)やInstagramなどのSNSに、ご自慢のカスタムバイクの写真を投稿する方が増えています。しかし、そこでミラーを外した車両の写真をアップすると、コメント欄が荒れたり、いわゆる「炎上」状態になったりするケースをよく見かけます。なぜ、これほどまでに批判されるのでしょうか。
それは、単なる法律違反という枠を超えて、「他者を巻き込む危険性」を無視している身勝手な行為と見なされるからです。

公道は自分一人だけのものではありません。ミラーがないということは、「後方の安全確認を放棄している」ことと同義です。それはつまり、急な車線変更や無理な割り込みによって、周囲の車や歩行者を巻き込み事故に合わせるリスクを撒き散らして走っているのと同じことなのです。
多くの善良なライダーは、「バイク=危険・迷惑」という世間の偏見を払拭しようと、マナーを守って走っています。そんな中で、一部のユーザーが「カッコいいから」という理由だけで安全を軽視した改造を行えば、バイク乗り全体の社会的地位を下げることにつながります。
「個人の自由だろう」という反論は、公道という公共の場所においては通用しません。炎上は、社会からの「安全に対する意識の低さ」への厳しい指摘であると受け止めるべきでしょう。
バイクミラーが根元から折れた時の緊急対処法
ここまでは故意に外すケースの話でしたが、アクシデントは突然やってきます。立ちごけをしてしまったり、すり抜け中に電柱に接触したりして、出先でミラーが根元からポッキリ折れてしまった……。そんな経験、長くバイクに乗っていれば一度はあるかもしれません。私自身も、ツーリング先で立ちごけをして左ミラーを折り、青ざめた経験があります。
もし走行中にミラーが破損した場合、そのまま走り続けるのは整備不良になるリスクが高いです。ではどうすればいいのでしょうか。
最も確実で安全なのは、レッカーサービス(ロードサービス)を呼ぶことです。自走不能ではないのに大げさだと思うかもしれませんが、整備不良車を運転することは法令違反ですので、正当な利用理由になります。
どうしても自走して帰る必要がある緊急事態(携帯圏外の山奥など)の場合は、極力安全な速度で最寄りのホームセンターやバイク用品店へ向かい、代替品を購入してその場で取り付けるのが最善策です。最近はホームセンターでも簡易的な原付用ミラーなどが売られています。
よく見かける「ガムテープでグルグル巻きにして固定する」という応急処置ですが、エンジンの振動ですぐに緩んで角度が変わってしまったり、最悪の場合は走行中に脱落して後続車に当たったりする危険性があるため、安全面を考えると全く推奨できません。
サイドミラーが片方動かなくなった場合の修理費用は?
ミラーそのものは付いているけれど、転倒の影響や経年劣化でジョイント部分が緩み、走行風で勝手にあさっての方向を向いてしまう、あるいは錆びついて全く動かなくなってしまった。これも立派な「整備不良(機能不全)」の一種です。
- パーツ代:
社外品の汎用ミラーなら、片側2,000円~5,000円程度でデザインの良いものが手に入ります。純正品は車種によりますが、片側4,000円~8,000円程度が相場です。 - 工賃:
バイクショップに依頼すると、片側500円~1,500円程度。カウル脱着が必要な車種(ビックスクーターやスーパースポーツ)の場合は、工賃が数千円に跳ね上がることもあります。
幸いなことに、ネイキッドタイプなどの一般的なバイクであれば、ミラーの交換はスパナが1本か2本あれば自分でも簡単にできるメンテナンスの一つです。
ネット通販で適合するミラー(ネジ径8mmか10mmか、正ネジか逆ネジかを確認!)を購入し、自分で交換してしまえば数千円で済みます。違反のリスクや、後方が見えないストレス、そして万が一の事故の代償を考えれば、数千円で直せる不具合は先延ばしにせず、今すぐ解消しておくのが、賢い大人のバイクライフと言えるでしょう。
結論:バイクのミラーが片方でも捕まらないは嘘

ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。最後に、今回のテーマ「バイク ミラー 片方 捕まら ない」に対する結論をまとめます。
答えは、「原付一種(50cc以下)というごく一部の例外を除き、ほぼ確実に捕まる。そして何より、極めて危険である」というのが真実です。
特に、あなたの愛車が2007年(平成19年)以降のモデルである場合、単に左右に付いていれば良いというわけではなく、鏡面の大きさや衝撃緩和機能といった、国際基準並みの厳しい安全性能が求められます。これらを無視したカスタムは、車検に通らないばかりか、公道での取り締まり対象となります。
そして何より怖いのは、整備不良状態で事故を起こした場合のリスクです。保険会社は法令違反車両に対して非常にシビアです。もし左折巻き込み事故を起こした際、左ミラーが付いていなければ、「安全確認義務違反」の程度が著しく重いと判断され、過失割合が大幅に不利になったり、最悪の場合は車両保険の支払いが拒否されたりする可能性もゼロではありません。
「たかがミラー、されどミラー」。直径わずか数センチの小さな部品ですが、そこにはライダー自身の命と、周囲の交通社会を守るための重要な役割が凝縮されています。
愛車のスタイルを追求するのもバイクの楽しみですが、それは「法適合」という土台があってこそ。私たち自身と周りの安全を守るために、ルールを正しく理解し、胸を張って乗れるカッコいいバイクライフを送りましょう。


