こんにちは。高級モトクラブ運営者のAです。
ハーレーの不人気 ランキングや不人気車種、買ってはいけないハーレーの話、人気車種ランキングとの違い、壊れやすいという噂、手放す理由、さらには旧車人気ランキングまで、一通りチェックしてここへたどり着いたあなたも多いかもしれません。
「不人気モデルを選んで後悔したくない」「壊れやすい車種だったらどうしよう」という不安、ありますよね。
ハーレーは車両価格も維持費も決して安くないので、慎重になりたくなるのは当然です。
このページでは、私が日々見ている中古市場の動きや、クラブ会員さんたちのリアルな声をもとに、ハーレーの不人気ランキングの実態をわかりやすく整理していきます。
読み終わるころには、「あなたにとって避けたいモデル」と「条件次第であえて狙い目のモデル」がしっかり区別できているはずですよ。
- 日本の中古市場で不人気になりがちなハーレーモデルの傾向
- 人気車種ランキングとの違いと不人気モデルが生まれる理由
- 買ってはいけないハーレー候補の見分け方とチェックポイント
- 不人気モデルをあえて選ぶときの注意点と活かし方
ハーレーの不人気ランキングの実態
ここでは、日本の中古市場で「不人気」とされやすいモデルの傾向と、その背景にある理由を整理していきます。
ただのワーストランキングではなく、「なぜそう見られるのか」「どう付き合えば武器になるのか」まで踏み込んで見ていきましょう。
日本の中古市場で“不人気”とされやすい代表例
| モデル | カテゴリ | 主な不人気ポイント |
|---|---|---|
| スポーツスター XL883 | スポーツスター系 | 車重の割に非力・ハーレーらしい迫力不足 |
| スポーツスター XL883N アイアン883 | スポーツスター系 | 取り回しの重さ・高速域での余裕不足 |
| スポーツスター XL1200シリーズ | スポーツスター系 | 価格の割に「中途半端」と感じられやすい |
| ソフテイル ファットボーイ | ソフテイル系 | 街乗りでの重さ・好みが分かれるデザイン |
| ストリート750 / ストリートロッド | ストリート系 | ハーレーらしさの薄さ・音と振動の物足りなさ |
あくまで「中古市場で在庫が動きづらい傾向があるモデル」の一例であり、乗って楽しくないという意味ではありません。
人気車種ランキング2024/2025との違い

まず押さえておきたいのが、人気車種ランキング2024/2025で上位に来るモデルと、ハーレー不人気ランキングで名前が挙がるモデルは、そもそも評価されている「軸」が違うということです。
ここを整理しておかないと、「人気だから正解」「不人気だからダメ」という、もったいない選び方になりがちなんですよね。
人気側で評価されやすいのは、長距離ツーリングでの快適性や安定感、リセールバリュー、カスタムパーツの豊富さ、さらには「初めてでも乗りやすいか」という安心感です。
要するに、多くの人にとって失敗が少ない、平均点が高いモデルほどランキング上位に入りやすい、というイメージです。
一方、不人気ランキング側に登場しやすいモデルは、スペック上の欠点というよりも、用途やライダーを選ぶ“尖った個性”を持っていることが多いです。
たとえば、タンク容量が小さくて航続距離が短い、取り回しが重たい、足つきが良くない、あるいはハンドルポジションが極端など、「ハマる人には最高だけど、合わない人にはかなりしんどい」という特徴を持っています。
人気モデルと不人気モデルの評価軸の違い
| 評価軸 | 人気ランキング側 | 不人気ランキング側 |
|---|---|---|
| 快適性 | 長距離で疲れにくい・ポジションが楽 | 見た目優先でポジションが人を選ぶ |
| 扱いやすさ | 街乗り〜ツーリングまで無難にこなす | 低速の取り回しに癖がある |
| コスト | 燃費・維持費・リセールのバランス良好 | 維持費やカスタム費用が重くなりがち |
| 個性 | 誰にでも刺さりやすい王道スタイル | デザインやキャラクターが強烈 |
| 所有満足度 | 「買ってよかった」が安定して出やすい | ハマる人は爆発的に満足、合わないと即手放し |
たとえば、ソフテイル ファットボーイは、太いタイヤと重厚なスタイルで存在感は抜群ですが、街乗りでは「とにかく重い」という声が出やすいモデルです。
でも、高速道路やワインディングに持ち出すと、「どっしりしていてブレない」「大きな車体が逆に安心」と評価が一変することも多いんですよね。
スポーツスターのXL883やIron883も同じで、スペック表だけ見ると「パワーが足りない」「車重の割に非力」といった指摘が出やすいのですが、街中のスピードレンジで楽しく走るぶんには「扱いやすくてちょうどいい」という声も根強くあります。
要は、「どんな場面で乗るのか」を無視して人気・不人気だけで判断すると、選び方を間違えやすいんです。
人気側の代表例としては、ツーリングファミリーのロードグライドやストリートグライド、フラッグシップのウルトラ系、そしてミルウォーキーエイト搭載のソフテイル系が挙げられます。
こうしたモデルは、Harley-Davidson公式サイトのモデル一覧でもグランドアメリカンツーリング・クルーザーなどのカテゴリーとして明確に整理されています(出典:Harley-Davidson公式 モーターサイクル一覧)。
逆に、不人気ランキング側に顔を出しやすいのは、ストリート750や一部のスポーツスター、年式や仕様の関係で「中途半端」と評価されがちな1200系、そして取り回しにクセのあるファットボーイなど。
ここで大事なのは、「人気だから正解」ではなく、「あなたの使い方と価値観に合うかどうか」が正解だという視点です。
ちなみに、人気側の代表的なモデルや、いわゆる「失敗しにくい王道」を整理した記事も、高級モトクラブとして別でまとめています。
人気車種ランキングやかっこいい車種を整理したハーレーの一番かっこいい車種と人気車種ランキング解説記事も合わせて見てもらえると、人気側と不人気側の違いがよりクリアになるはずです。
買ってはいけないハーレー候補

「買ってはいけないハーレー」というフレーズ、ちょっと刺激的ですよね。私の感覚としては、「絶対にダメなモデル」なんてものは存在しないと思っています。
ただし、「この使い方をするあなたには、正直おすすめしづらい」という組み合わせは、はっきり存在します。ここでは、その典型パターンを少し具体的に整理してみますね。
用途と車格が噛み合っていないパターン
まず多いのが、街乗りメインなのにウルトラリミテッドやロードグライドといった巨大ツアラーを選んでしまうケースです。
これらのモデルは、高速道路を使った長距離ツーリングや高速主体のロングランにこそ本領を発揮します。
フェアリングや大きなスクリーン、広いシート、豊富な収納など、「走るリビング」と呼ばれるだけの快適装備が満載です。
ただ、都市部の細い路地やマンションの立体駐車場、コンビニの狭い駐車スペースなど、日常的なシーンで使うとなると話は別。
取り回しの重さや、Uターンのしづらさ、足つきの不安などがじわじわ効いてきて、「乗る前の準備が一番疲れる…」という状態になりがちです。
結果として、せっかくのフラッグシップモデルなのに、「乗る機会が減って手放してしまう」パターンを何度も見てきました。
軽さだけを優先してしまうパターン
逆に、「重いのはイヤだから」と軽さだけでストリート750に飛びつくケースも、注意が必要です。ストリート系はたしかに軽くて扱いやすく、入門用としては魅力的です。
ただ、ハーレーに求めるものが「ドコドコとした鼓動感」「図太い排気音」「ゆったりした大排気量の余裕」だとすると、どうしても物足りなさを感じやすいんですよね。
これはXL883系でも同じで、街乗りメインなら十分楽しいのですが、「高速をよく使う」「タンデムでロングツーリングに行きたい」という使い方だと、「やっぱり1200cc以上かビッグツインにしておけばよかったかな…」となりがちです。
クラブの会員さんでも、最初は軽いモデルを選んで、1〜2年でツーリング系に乗り換える方は少なくありません。
「買ってはいけない」ではなく「自分には合わない」
ここまで読んで、「じゃあウルトラ系やストリート系は買わないほうがいいの?」と不安になったかもしれませんが、そういう話ではありません。
あくまで「あなたの使い方と噛み合わないと苦労しやすい」というだけで、モデルそのものが悪いわけではないんです。
たとえば、年に何度もロングツーリングに行く人にとっては、ウルトラリミテッドやロードグライドはむしろ「買って良かったモデル」の代表格になります。
逆に、サンデーライダーで街乗りメインなら、スポーツスターやソフテイル スリムあたりのほうが、日常的な幸福度は高いかもしれません。
私としては、「買ってはいけないハーレー」というより、「今のあなたのライフスタイルにとっては優先度が低いモデル」を見極めるイメージで考えてもらえるといいかなと思っています。
試乗やレンタル、ツーリング同行などで、実際に自分の使い方に近いシチュエーションで乗ってみるのが一番の近道ですよ。
不人気の年式や車種に見られる特徴

次に、「このモデルのこの年式だけ、やたら中古市場で余っているな…」と感じる、不人気の年式や車種の話をしていきます。
ここは少しマニアックですが、うまくハマるとコスパの良い一台を見つけやすいポイントでもあるので、じっくり押さえておきたいところです。
過渡期の年式は評価が割れやすい
ハーレーに限らずですが、排ガス規制や安全装備の義務化、モデルチェンジの直前・直後といった「過渡期」にあたる年式は、どうしても評価が割れがちです。
スポーツスターでいえば、キャブからインジェクションへの切り替え、ABS義務化前後、ツインカムからミルウォーキーエイトへの移行などですね。
こうした年式は、「最新の仕様ではないけれど、旧世代の味も完全には残っていない」という微妙なポジションになることがあります。
その結果、「どうせ買うならもう少し新しいほうがいい」「いや、せっかくなら旧型の味が濃いほうがいい」と両側から敬遠され、不人気年式として在庫が残りやすくなるわけです。
足回り・ブレーキ・電装系の弱さ
もう一つのパターンが、足回りやブレーキ、電装系の信頼性が現代基準から見ると弱めな年式です。
特に旧車寄りの年式では、サスペンションのストロークが足りなかったり、ブレーキの制動力が今の感覚だと物足りない個体もあります。
電装系も、レギュレーターや発電系が弱いと言われる時期のモデルは、不人気年式として名前が挙がりやすいですね。
| 傾向 | 不人気になりやすい理由 | 狙い目になる条件 |
|---|---|---|
| 排ガス規制直前 | パワーダウン・フィーリングの変化 | 価格がこなれていればコスパ◎ |
| ABS義務化前後 | 安全装備の有無で好みが分かれる | ABS付き個体ならむしろ人気アップ |
| 電装系が弱い世代 | トラブルの不安から敬遠される | 対策済み・部品交換済みならアリ |
| 極端なカラーリング | 好みが分かれすぎて売れ残りやすい | 色が刺さるなら価格交渉の余地大 |
不人気年式をあえて狙うメリット
ここまで聞くと、「不人気年式は避けたほうがいいのかな…」と感じるかもしれませんが、実はメリットも大きいです。
シンプルに言うと、人気年式と比べて価格が抑えられやすいんですよね。同じモデルでも、年式によって数十万円単位で差がつくことは珍しくありません。
たとえば、ツインカム最終期とミルウォーキーエイト初期のソフテイル ファットボーイを比較すると、「どうせ買うなら新しいM8でしょ」という流れになりやすく、ツインカム最終期が割安になることがあります。
逆に、「ツインカムのフィーリングが好き」「整備履歴がしっかり残っている個体に限る」と割り切れるなら、不人気年式のほうが内容に対してお得に手に入ることもあります。
大事なのは、「なぜこの年式が不人気なのか」を理解したうえで、その弱点を許容できるかどうかです。足回りや電装の弱さが理由なら、すでに対策されている個体を選ぶ。
カラーリングが理由なら、自分がその色を気に入っているかどうかだけを基準にする。そういう割り切りができれば、不人気年式はむしろ狙い目になることが多いですよ。
買うならどれが失敗しない?

「じゃあ結局、買うならどれが失敗しにくいの?」というところが、一番気になるところですよね。
ここでは、不人気ランキングに顔を出しがちなモデルの中から、「こういう条件ならおすすめしやすい」というラインを、私なりに整理してみます。
街乗り中心ならXL883/Iron883はまだまだ現役
まず、スポーツスターXL883/Iron883系。中古市場では台数も多く、「ありきたり」と言われることもありますが、街乗りメイン・たまに高速という使い方なら、今でも十分に“正解の一台”になり得るモデルです。
低速トルクが扱いやすく、車体サイズもコンパクトなので、日本の都市部の道路事情にかなりマッチしています。
失敗しないためのポイントは、80〜100km/h巡航でどれくらい余裕を感じるかを、必ず自分で体感しておくこと。試乗やレンタルで高速道路を少しだけでも走ってみると、「意外と大丈夫」「思ったより余裕がない」のどちらかがハッキリわかります。
ここで違和感が強いなら、最初から1200ccやビッグツインを視野に入れたほうがいいですね。
XL1200シリーズは「見た目+価格」で冷静に判断
XL1200シリーズ(フォーティーエイトやロードスターなど)は、「見た目が好きかどうか」と「価格のバランス」をセットで見るのがポイントです。
フォーティーエイトのボバースタイルや、ロードスターのスポーティな雰囲気に惚れ込んでいるなら、それだけで所有満足度はかなり高くなります。
ただし、同じ予算でツインカムのダイナやソフテイルに手が届くことも多いので、「同じお金で、より余裕のある車格やエンジンに乗れるかもしれない」という視点も一度は挟んでほしいところです。
用途が長距離寄りなら、XL1200よりもダイナ/ソフテイルに軍配が上がるケースも多いですよ。
ストリート750/ストリートロッドは“目的買い”がおすすめ
ストリート750/ストリートロッドは、コスパと軽さを重視する人には非常に面白いモデルです。日本の路地や市街地、短距離の通勤・通学には相性が良く、ハーレーにしては取り回しが楽なほうです。
ただ、「ハーレーらしい鼓動感」「ゴロゴロした大排気量の重さ」を一番の目的にしていると、どうしても肩透かし気味に感じるかもしれません。
私としては、「セカンドバイクとして軽快な一台が欲しい」「とりあえずハーレーというブランドに触れてみたい」という人に向いたモデルだと考えています。
メインバイクとして全てを任せるというより、使い分けの一台として考えると、評価がガラッと変わるかもしれません。
ざっくりまとめると、街乗り中心ならXL883/Iron883、見た目重視+中距離ならXL1200系、軽さと価格重視ならストリート750/ストリートロッドというイメージで考えつつ、「高速をどれくらい使うか」「タンデムをどのくらいするか」で最終判断すると、失敗しづらいかなと思います。
XL1200Vが不人気と言われる理由

XL1200V、いわゆるセブンティーツーは、ハーレーの中でもかなり「刺さる人には刺さる」モデルです。
細身の21インチフロントホイール、ハイアップのエイプハンドル、ピーナッツタンクという、クラシカルなチョッパースタイルを純正で再現しているのが特徴ですね。ガレージに置いた姿は本当にかっこいいですし、写真映えも抜群です。
タンク容量と足回りの“雰囲気重視”
ただ、その見た目の良さと引き換えに、実用面では不人気と言われやすいポイントがいくつかあります。まず大きいのがタンク容量。
ピーナッツタンクはデザインとしては最高なんですが、航続距離はどうしても短くなります。長距離ツーリングが多い人にとって、給油間隔が短いのはかなりのストレスになりやすいんですよね。
さらに、前後サスペンションも「ストリートを軽快に走る」というより、「チョッパーの雰囲気を楽しむ」方向に振られている印象です。
そのため、路面のギャップが続く高速道路や、荒れた路面のワインディングを走ると、ショックの突き上げを強く感じて疲れやすいという声が目立ちます。
ポジションとハンドリングのクセ
21インチの細いフロントタイヤ+高めのハンドルという組み合わせも、人を選ぶポイントです。見た目は最高にクールなのですが、低速での切り返しや小さな交差点での曲がり方に独特のクセがあります。
身長が高めで腕が長い人なら違和感が少ない一方、小柄な人や腕の長さが足りない人だと、ハンドルが遠く感じてコントロールしづらいことも多いです。
その結果、「デザインに惚れ込んで買ったけれど、自分の体格や乗り方には合わなかった」というパターンで、比較的早期に手放されてしまうケースが、中古市場では目立ちます。
これが「XL1200V不人気」と言われがちな一番の背景かなと感じています。
それでも“刺さる人には最高の一台”
とはいえ、XL1200Vは決してダメなモデルではありません。むしろ、デザインに価値を感じるタイプのライダーにとっては、唯一無二の存在になり得ます。
ガレージで眺めている時間も含めてバイクだ、と考える人にとっては、セブンティーツーはまさに「所有する喜び」が詰まったモデルです。
ポイントは、「実用性よりも雰囲気とデザインを優先する」と割り切れるかどうか。航続距離の短さも、足回りの固さも、「これがこのバイクのキャラクター」と受け入れられるなら、長く愛せる一台になるはずです。
逆に、「ツーリングや日常でバリバリ走りたい」「一本で全部をこなしたい」という人には、正直別のモデルをおすすめします。
旧車の人気ランキングとのギャップ

最後に、ハーレー旧車の人気ランキングと、不人気ランキングのギャップについて少し触れておきます。
旧車の世界は奥が深くて、「壊れやすそう」「維持費が大変そう」というイメージと、「あの鼓動感と雰囲気は旧車でしか味わえない」という憧れが常にせめぎ合っている世界です。
旧車だから不人気、ではない
よくある誤解が、「古い=不人気」という図式です。実際には、ショベルヘッドや一部のエボソフテイル、初期のツインカムなど、旧車の中でも明確に人気ランキング上位に来るモデルが存在します。
こうした車両は、年式が古くてもコンディションの良い個体はむしろ高値安定で、「不人気どころかプレミア価格」ということも珍しくありません。
一方で、同じ年代でも、部品供給が不安定だったり、特定年式だけトラブルが出やすかったりするモデルは、不人気側に回りやすいです。
つまり、旧車=不人気ではなく、「どのエンジン」「どの年式」「どのグレード」かで人気と不人気がハッキリ分かれるというのが、実際のところなんですよね。
旧車人気ランキングと不人気の境目
旧車人気ランキングで常連なのは、やはりショベル、エボソフテイルの一部、そしてツインカム前期〜中期あたりのモデルです。
これらは「旧車らしい味わい」と「現実的な維持のしやすさ」のバランスが良く、乗って楽しい・持っていて嬉しい・手が入れやすいの三拍子が揃いやすいんです。
逆に、極端なカスタムベースにされている個体や、長年放置で錆や腐食が進んでいる個体、特殊な仕様でパーツ入手が難しいモデルは、不人気側に回りやすいです。
こうした車両は、購入価格こそ安く見えるものの、レストアや維持にかかるコストと手間を考えると、トータルでは割高になってしまうことも多いです。
旧車を狙うなら、「人気ランキングで名前が挙がるエンジン・年式の中で、整備履歴がしっかりした個体を探す」というのが鉄板です。人気モデルは母数が多く情報も豊富なので、相場感や弱点の把握もしやすいですよ。
高級モトクラブでは、旧車だけにフォーカスした解説記事も用意しています。
旧車全体の人気ランキングや、おすすめ車種・相場の目安をまとめたハーレー旧車の人気ランキング徹底解説記事も合わせてチェックしてもらえると、旧車と不人気モデルの関係性がよりクリアになると思います。
旧車は、新車以上に「自己責任」と「信頼できるショップ・専門家の存在」が重要な世界です。
気になる個体が見つかったら、コンディションや部品供給状況、安全面のチェックなどについて、必ずプロの意見を聞きながら進めてくださいね。
ハーレーの不人気ランキングや選び方
ここからは、ハーレーの不人気ランキングを「単なるワースト表」ではなく、あなたの一台選びに活かすための視点として、どう読み解けばいいかを解説していきます。
人気・不人気というラベルに振り回されず、自分の用途と価値観に合うかどうかを主軸に考えていきましょう。
かっこいい車種との違いを整理

ハーレーを選ぶとき、最初に「かっこいい車種かどうか」で絞り込むのは、正直、大正解だと思っています。毎回ガレージを開けるたびにテンションが上がるかどうかは、長く乗り続けるうえでかなり重要ですからね。
ただ、ここで一つだけ押さえておきたいのが、「かっこいい車種」と「売れ筋・人気ランキング上位の車種」は必ずしも一致しないという点です。
ファットボーイやV-ROD系、ナイトロッドは、その代表例です。太いタイヤと重厚なシルエット、マッスル感のあるエンジンまわりなど、見た目のインパクトは抜群で、「あれこそがハーレーのかっこよさ」と感じる人も多いはずです。
一方で、車体の重さや取り回しのクセ、ポジションの特殊さから、「カッコよさは満点だけど、自分の使い方だとちょっと扱いにくい」と感じる人も少なくありません。
「映えるバイク」と「暮らしに馴染むバイク」
ここで一度整理しておきたいのが、「映えるバイク」と「暮らしに馴染むバイク」は別物だということです。
映えるバイクは、写真に撮ったときや、仲間とツーリングに出たときに一目置かれる存在。ファットボーイ、ブレイクアウト、V-ROD、ナイトロッドあたりは、まさにこのカテゴリに入ってきます。
一方、暮らしに馴染むバイクは、通勤・通学・日常の買い物・週末ツーリングなど、あなたの生活のリズムの中で「無理なく引っ張り出せる」存在です。
ストリートグライドやソフテイル スタンダード、ストリートボブなどは、見た目はシンプルですが、乗りやすさとカスタムのしやすさ、維持のしやすさのバランスが非常に良いので、人気ランキングではこちらが上位に来ることが多いんですよね。
| タイプ | 代表的な車種 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 映え優先タイプ | ファットボーイ V-ROD、ナイトロッド | 存在感抜群・写真映え 所有満足度が高い | 取り回しが重い 用途が限られることも |
| 実用 +カスタム土台タイプ | ストリートグライド ソフテイル スタンダード | カスタム自由度が高く 長距離もこなしやすい | 素の状態だと地味に 見えてしまうことも |
| 入門 +街乗り寄りタイプ | スポーツスター全般 | 取り回ししやすく 日本の道路事情に合う | ハーレーらしい重厚感を 求めると物足りない場合も |
「不人気=かっこ悪い」ではない
不人気ランキング側に名前が出てくるモデルは、「かっこ悪いから売れていない」というより、「人を選びすぎるデザインやキャラクターのせいで、合う人が限られている」ことが多いです。
チョッパースタイルの細いタイヤや極端に高いハンドル、タンク容量を犠牲にした美しいラインなど、ハマる人には刺さりまくるポイントが山ほどある一方、オールラウンドさという意味ではどうしても不利になります。
だからこそ、「自分が何に一番テンションが上がるのか」を、少し丁寧に言語化してみるのがおすすめです。
「ロングツーリングでの快適性が最優先」「とにかくガレージで眺めてニヤニヤしたい」「仲間と走るときに“らしさ”で負けたくない」など、人によって答えはバラバラです。
当サイトのかっこいい車種と人気車種ランキングをまとめた記事では、「見た目」「実用性」「リセール」という三つの軸でモデルを整理しています。
ここでの不人気ランキングと並べて眺めてみると、「かっこよさだけで選ぶとこうなる」「実用性だけで選ぶとこうなる」というイメージが掴みやすくなってくるはずですよ。
女子に人気の車種は意外な結果に

ハーレー選びの相談を受けているときに、私がよく聞くのが「どうせなら女子に人気の車種がいいですよね?」という一言です。
ちょっと照れくさいテーマかもしれませんが、正直ここを軽視すると、後から「全然後ろに乗ってもらえない…」というパターンになりがちなので、かなり大事なポイントだと思っています。
女子に人気の車種に共通するポイント
まず、女子に人気の車種に共通しているのは、見た目だけではありません。
一緒に走っているときの安心感、乗り降りのしやすさ、写真を撮ったときのバランス感など、総合点で評価されています。具体的には、次のような条件を満たすモデルが選ばれやすいですね。
- 足つき性が良く、ステップに足を乗せやすい
(小柄な方でも安心) - シートがフラット〜やや低めで、着座位置が安定している
- 過度に威圧感のある外観ではなく、写真映えするシルエット
- 加速やブレーキが唐突すぎず、同乗者が怖がりにくいフィーリング
スポーツスター系や、一部のソフテイル(ソフテイル スリム、ストリートボブなど)は、まさにこの条件に近く、女子からの評判もかなり良いです。
特に、タンデムシートとバックレストをきちんと整えてあげるだけで、同じ車種でも「乗りやすさの印象」がガラッと変わるので、ここはぜひこだわってほしいところですね。
大型ツアラーが「怖い」と感じられる理由
一方で、ウルトラリミテッドやロードグライドなどの超大型ツアラーは、迫力や快適性という点では最高クラスですが、初めて後ろに乗る人にとっては「ちょっと怖い」と感じられやすいのも事実です。理由はシンプルで、
- 座る位置が高く、見下ろすような視点になる
- コーナーで車体が大きく傾く感覚がダイレクトに伝わる
- 停車時に車体が少し揺れただけでも「このまま倒れないかな?」と不安になる
といった要素が重なってしまうからです。
もちろん、慣れてしまえば最強のツアラーになるのですが、「バイク自体が初めて」「スピードに慣れていない」ような同乗者だと、最初の一回で苦手意識を持ってしまうこともあります。
ここがポイントで、「自分ひとりで乗るときに最高のバイク」と「誰かを乗せたときに最高のバイク」は違う場合が多いんです。
特にパートナーや家族と一緒に楽しみたい人は、相手の身長や体力、バイク経験も含めてモデルを選んだほうが、結果的に幸せになれることが多いですよ。
不人気モデルでも女子ウケを上げるコツ
おもしろいのは、不人気ランキング側に顔を出すモデルでも、タンデム環境を整えることで女子からの評価が一気に上がるケースがあることです。
たとえば、ファットボーイや一部のスポーツスターでも、
- クッション性の高いタンデムシートに交換する
- しっかりしたバックレストとグラブバーを装着する
- リアサスを見直して、ギャップでの突き上げを減らす
- ヘルメットやジャケットも含めてトータルコーディネートする
といった工夫をするだけで、「思ったより全然乗りやすい」「写真に撮るとすごくかっこいい」と印象が大きく変わります。
二人乗りの予定があるなら、モデル選びの段階から「後ろの人がどう感じるか」をイメージしておくと、失敗がグッと減りますよ。
1番売れたモデルは本当に正解?

「1番売れたモデルなら、もうそれ選んでおけば間違いないですよね?」という相談も、本当に多いです。
たしかに、販売台数が多いモデルは、平均的なユーザーにとってバランスが良い「優等生」であることが多く、ハズレを引きにくい選択肢なのは間違いありません。
ただ、そこに盲目的に乗っかると、「なんとなく物足りない」「想像していたのと違う」と感じやすいのも事実です。
「平均点が高い」=「あなたにとって満点」とは限らない
販売台数ランキングの上位に来るモデルは、快適性・扱いやすさ・燃費・価格・リセールなど、あらゆる項目で平均点が高くなるよう設計されています。
いわば、「ハーレーのど真ん中」を狙ったモデルですね。ところが、あなたの使い方や価値観が平均からズレていると、
- もっと軽いバイクが良かったのに、重くて持て余してしまう
- もっと鼓動感が欲しかったのに、マイルドすぎて物足りない
- もっとロングツーリングをしたいのに、高速でちょっと疲れやすい
といったギャップが出てきます。「多くの人にとってベストな一台」と「あなたにとってベストな一台」は違うということですね。
売れ筋と自分のライフスタイルを照らし合わせる
たとえば、ある年に1番売れたモデルがツーリング系だったとします。ロングツーリングが趣味で、高速道路をガンガン使う人にとっては最高の相棒になるでしょう。
でも、「平日は都心部の通勤で使って、週末は片道50kmくらいのプチツーリング」という人からすると、車格も維持費も「ちょっとオーバースペックだったかな…」となる可能性があります。
逆に、売れ筋がスポーツスターだった年でも、「年に数回は数百キロ単位のロングツーリングに出たい」「タンデムで荷物も積みたい」という人にとっては、ビッグツインのソフテイルやツーリングファミリーのほうがマッチするかもしれません。
販売台数ランキングは「世の中の平均像」を映しているだけで、あなたのライフスタイルを保証してくれるものではないというイメージを持っておくと良いですよ。
不人気ランキング側にいるモデルの中には、販売台数こそ少ないものの、「自分の用途にドンピシャだから手放す気にならない」という理由で、長く大事にされている車両がたくさんあります。
大事なのは多数決ではなく、「あなたの走り方との相性」です。
1番売れたモデルを選ぶときのチェックポイント
もちろん、「1番売れたモデル」を選ぶのがダメという話ではまったくありません。むしろ、初めてのハーレーで大きく外したくない人にとっては、かなり堅実な選択肢です。
大事なのは、
- 自分の走行シーン(街乗り:高速:ワインディングの割合)
- 年間走行距離のイメージ
- タンデムの頻度
- 保管環境(屋内・屋外・セキュリティ)
といった条件を書き出したうえで、「それでもこのモデルが自分に合うか?」を冷静にチェックすることです。
販売台数という指標を参考にしつつも、最終的な決め手はあくまであなた自身のライフスタイルと感覚に置いておくと、後悔しづらい選び方ができますよ。
何万キロで寿命と考えるべきか

ハーレーの相談を受けると、ほぼ毎回と言っていいくらい出てくるのが「何万キロで寿命と考えればいいですか?」という質問です。
気持ちはすごくよくわかります。高い買い物ですし、長く乗れるのか、どこで見切りをつけるべきなのかは、誰だって気になりますよね。
ただ、結論から言うと、「走行距離だけで寿命を決めるのはかなり危険」です。ハーレーはきちんとメンテナンスされていれば、10万キロを超えても元気に走っている個体は珍しくありません。
一方で、1〜2万キロしか走っていなくても、メンテをサボってきた個体は、トラブルの温床になっていることもあります。
距離よりも「どう扱われてきたか」が大事
日本の中古市場では、だいたい3万〜5万キロあたりを境目に「距離が伸びてきたね」と見られやすく、それ以上になると相場が一段落ちる傾向があります。
ただし、これはあくまで市場の目安であって、「5万キロ=寿命」というわけではありません。重要なのは、
- オイル交換や消耗品の交換が定期的に行われてきたか
- 車検のたびに必要な整備が行われているか
- 屋内保管か、屋外保管か(サビや腐食に直結)
- 冬場の凍結路や塩カルの影響をどの程度受けているか
といった、「どう扱われてきたか」の履歴です。
実際、ハーレー公式も定期的な保守と点検の重要性を強く打ち出しており、メンテナンスの基本について解説している公式ページでも「適切なメンテナンスが安全性と寿命を左右する」と明言されています(出典:Harley-Davidson公式『6 Harley-Davidson Maintenance Essentials』)。
走行距離ごとのざっくりイメージ
| 走行距離の目安 | 一般的なイメージ | チェックしたいポイント |
|---|---|---|
| 〜1万キロ | 走行少なめ。 年式によっては「乗られていない」 | 長期放置によるサビ シール類の劣化 |
| 1〜3万キロ | 程よく乗られている。 コンディション差が出始める | 定期点検の実施記録 消耗品交換の履歴 |
| 3〜5万キロ | 中古としては「距離多め」と 見られがち | サス・ブッシュ類の疲れ ハブベアリングなどの状態 |
| 5万キロ〜 | 価格は落ちるが メンテ次第で十分実用圏内 | 大物交換の有無 (ステム・クラッチ・駆動系など) |
この表もあくまで「イメージ」に過ぎず、現場では5万キロ超えでも驚くほど調子の良いハーレーもいますし、逆に1万キロ台でも「これはちょっと…」という個体もいます。
距離よりもメンテ履歴と現物チェック、ここを忘れないでくださいね。
寿命を延ばすためにできること
じゃあ、あなたがこれからハーレーを手に入れて、「できるだけ長く良い状態で乗りたい」と思ったとき、何を意識すればいいか。ポイントはシンプルで、
- メーカー指定またはそれに準じた周期でオイル・フィルターを交換する
- タイヤ・ブレーキパッド・ブレーキフルードをケチらない
- 長期保管の前後には、バッテリーや燃料のケアをしておく
- 洗車後はしっかり乾燥させ、必要に応じて防錆処理をする
といった基本を積み重ねていくことです。
特に、日本は湿度が高く、沿岸部や降雪地域ではサビや腐食の進行が早いので、保管環境と防錆対策には少しこだわってもらえるといいかなと思います。
走行距離や寿命に関する数値は、すべて一般的な目安であり、個体差が非常に大きい世界です。
特にエンジン・足回りなど高額な整備が絡む部分については、実際の車両を確認したうえで、正確な情報はメーカーや正規ディーラー、または信頼できるショップの公式情報を必ず確認してください。
最終的な判断は、現車を診ている整備士や専門家に相談しながら進めてもらうのが一番安全ですよ。
ハーレーの不人気ランキングのまとめと注意点
最後に、ハーレー不人気ランキングとの付き合い方を改めてまとめておきます。
- 不人気モデル=ダメなバイクではなく、「人と用途を選ぶバイク」だと捉える
- 人気車種ランキングとセットで見ることで、自分に合うモデルが浮かび上がる
- 走行距離や年式はあくまで目安で、メンテ履歴や保管環境を最重視する
- 高額な整備が絡む部分は、必ず専門家の意見を挟んでから決める
ハーレーの不人気ランキングは、言い換えると「失敗しやすいポイントが集まっているモデルリスト」でもあります。
ここで挙げたモデルや年式を避けるのも一つの戦略ですし、弱点を理解したうえで、あえて価格のこなれた不人気モデルを狙い撃ちするのも立派な戦略です。
高級モトクラブとしては、「ランキングの数字」よりも、「あなたがどんな距離をどんなペースで走りたいのか」「ガレージで眺めてニヤニヤしたいのか」「リセールまで含めてトータルで得をしたいのか」といったライフスタイルのほうを重視して、一緒に一台を選んでいきたいなと思っています。
このページでお話しした内容は、私が普段見ている市場やお客様の事例をもとにした一般的な傾向であり、すべてのハーレーに当てはまるわけではありません。
費用や寿命、安全性に関わる判断については、最新の公式情報や各ディーラーの案内を確認しつつ、最終的な判断は必ず信頼できる専門家に相談してから行ってください。

