ハーレーの中でも異色の存在として知られる「V-ROD(vロッド)」は、独特なスタイルと水冷エンジンによる高出力で多くのファンを魅了してきました。
しかし、新車を探している方にとって、まず気になるのがV-RODは生産終了?いつまで販売されていたのか?という点ではないでしょうか。
実際には2017年に生産終了となり、新車はすでに市場から姿を消しています。
それでもなお人気は衰えず、新車価格というキーワードで検索する人が多いように、現在では中古市場で状態や価格に応じたさまざまな選択肢が存在します。
特に、vロッドの中古車は、独自性の高いカスタムが施された車両が多く出回っており、バイク選びに個性を求める人にとって魅力的なカテゴリーとなっています。
また、フルカスタムやスペシャルカスタムといったワードが示すように、細部まで仕上げられた上級仕様の車両も高い注目を集めています。
中には、キットを活用して、自ら理想の一台を仕上げたいと考えるライダーも少なくありません。
この記事では、V-RODの基本情報から中古市場での価格帯、カスタム事情やキットの活用法、さらにユーザーからの評価やインプレまで、購入前に知っておきたい内容をわかりやすく解説していきます。
あなたの理想のV-ROD選びに役立つ情報を、ぜひ参考にしてください。
– V-RODがすでに生産終了しており新車購入はできないこと
– 中古市場での価格帯やカスタム車両の種類
– ナイトロッドの燃費・維持費・寿命などの基本情報
– フルカスタムやスペシャルカスタムの違いと購入時の注意点
ハーレーV-RODの新車の魅力と基本情報
- V-RODは生産終了?いつまで販売?
- 排気量は?馬力はどれくらい?
- ナイトロッドの燃費は?維持費は?
- ハーレーの寿命はどのくらい?
- VRSCとは何?特徴と由来を解説
V-RODは生産終了?いつまで販売?

V-RODはすでに生産終了しており、現在は新車での購入ができないモデルです。
販売終了は2017年で、約16年間の歴史に幕を下ろしました。
このように言うと驚かれるかもしれませんが、V-RODは2001年に登場して以来、ハーレーダビッドソンの中でも異色の存在でした。
水冷エンジンや近未来的なデザインなど、従来のハーレーとは一線を画す仕様が多くの注目を集めてきました。
ただし、販売が終了した理由にはいくつかの背景があります。
まず、環境省によると、欧州の環境規制に対応するための開発コストが上昇したこと。
そして、ハーレーが伝統的なアメリカンスタイルの回帰を目指した戦略変更が影響しています。
加えて、V-RODは熱心なファンがいる一方で、ハーレー本来の鼓動感や空冷らしさを求める層からは好まれにくいという声もありました。
現在、新車としては販売されていませんが、中古市場では引き続き流通しています。
特に状態の良い車両やカスタムモデルは高値で取引されることもあります。
新車を探している方は、代替モデルや中古車の選択肢も視野に入れるとよいでしょう。
いずれにしても、V-RODはその独自性から今なお根強い人気を持ち、絶版車として価値が上がっているモデルのひとつです。
排気量は?馬力はどれくらい?

V-RODの排気量は1,130ccまたは1,250ccで、モデルによって異なります。
馬力は最大で約125psに達し、ハーレーの中では非常に高出力な部類に入ります。
このように考えると、V-RODは「速さ」を意識して設計されたバイクと言えるでしょう。
一般的なハーレーが鼓動感やトルク重視のエンジン特性を持っているのに対し、V-RODはスムーズかつパワフルな加速が特徴です。
これは、V-RODがハーレーとしては珍しい水冷エンジン「Revolution(レボリューション)」を搭載していることに由来します。
このエンジンはポルシェとの共同開発によって生まれ、高回転域までしっかり回る特性を持っています。
例えば、初期型のVRSCA V-RODは1,130ccで115ps、後期型のナイトロッドスペシャルでは1,250ccまで拡大され、最高出力も約125psまで向上しました。
これはスポーツバイクに近い性能であり、街乗りから高速道路まで余裕のある走行が可能です。
一方で、出力が高いためにエンジンの扱いには多少の慣れが必要です。
低回転の粘りや鼓動感を楽しみたい方には、従来の空冷ハーレーの方が合っているかもしれません。
このように、V-RODはハーレーの中でも異色の存在であり、高出力・高性能を求めるライダーに適したモデルとなっています。
排気量や馬力の数値だけでなく、その特性を理解したうえで選ぶことが大切です。
ナイトロッドの燃費は?維持費は?

ナイトロッドの燃費は、おおむねリッターあたり15〜20km程度が目安です。
高速道路では燃費が伸びやすく、市街地ではやや落ちる傾向があります。
これは、水冷エンジンである「Revolution(レボリューション)」が搭載されている影響が大きいです。
高出力エンジンでありながらも、燃焼効率が良いため、他の大排気量ハーレーと比べても比較的燃費は安定しています。
例えば、長距離ツーリングなどではリッター20km前後を記録することもあり、ハーレーとしては優秀な部類に入ります。
ただし、発進・停止の多い市街地走行や短距離運転では燃費が落ち込みやすいため注意が必要です。
維持費に関しては、一般的なハーレーと同等かやや高めと考えておくと良いでしょう。
主な費用には、オイル交換・タイヤ交換・車検整備・任意保険料などが含まれます。
ナイトロッドはパーツのサイズや特殊性から、交換コストが高くなるケースもあります。
さらに、カスタムを前提に購入するユーザーも多く、外装やマフラー交換などの追加費用がかさむことも珍しくありません。
また、水冷エンジン特有の冷却系統の整備費用が、空冷エンジンのモデルよりも割高になることがあります。
このように、ナイトロッドは燃費性能においては十分に実用的ですが、維持費はそれなりにかかるバイクです。
購入前には、日々の走行距離やメンテナンス予算も踏まえて検討すると安心です。
ハーレーの寿命はどのくらい?

ハーレーの寿命は、一般的に走行距離で言えば10万km以上が目安とされています。
ただし、これはあくまで一つの目安であり、実際の寿命は使用状況やメンテナンスの有無によって大きく左右されます。
このように考えると、ハーレーは「しっかり手をかければ長く乗れるバイク」と言えるでしょう。
エンジンやフレームの耐久性は高く、こまめな整備を施している個体であれば20年以上、走行距離20万km以上走ることも珍しくありません。
例えば、オイル交換やブレーキパッドのチェック、定期的な車検整備を怠らなければ、性能を長く維持することが可能です。
逆に、メンテナンスを軽視してしまうと、数万kmで不具合が出ることもあります。
また、空冷モデルは構造がシンプルで故障が少ない一方、水冷モデル(V-RODなど)は冷却系のトラブルが起きることもあるため、点検項目が少し多くなります。
一方で、ハーレーはアフターパーツの供給が充実しており、部品の交換やリビルドがしやすいことも寿命を延ばす要因の一つです。国内外の専門ショップも多く、長期所有を前提にしたサポート体制が整っています。
このように、ハーレーの寿命は「年数」よりも「扱い方」に大きく左右されます。
定期的な整備を怠らず、大切に乗り続けることで、10年・15年と長く楽しむことができるバイクです。
VRSCとは何?特徴と由来を解説

VRSCとは、ハーレーダビッドソンが2001年に発表した水冷エンジン搭載シリーズの総称です。
このシリーズには、代表モデルとしてV-ROD(VRSCA)、ナイトロッド、ストリートロッドなどが含まれます。
このVRSCという名称は、「V-Twin Racing Street Custom」の略で、従来のハーレーとは一線を画す性能志向のバイクを意味します。
開発にはポルシェが協力しており、エンジン開発から設計の細部に至るまで、ハーレーにしては異例とも言えるほどスポーツ性能に重点が置かれていました。
特徴として最も注目すべき点は、ハーレー初の水冷エンジン「Revolutionエンジン」の搭載です。
このエンジンは、高回転型でスムーズな加速を得意とし、従来のハーレーにあった“ドコドコ感”とは異なる乗り味を持っています。
加えて、シャープなタンク形状や流線型の外観など、デザイン面でも斬新でした。
また、VRSCシリーズは足回りやブレーキ性能も高く、一般的なハーレーよりもスポーティーな走行が可能です。
このため、アメリカンバイクでありながらスーパースポーツに近い走行性能を求めるユーザー層に支持されました。
ただし、伝統的なハーレーファンの中にはこの“革新性”を好まない人もおり、結果として販売は限定的となりました。
それでも、現在では希少な存在となっており、中古市場での価値は年々高まっています。
このようにVRSCとは、ハーレーダビッドソンの革新的挑戦を象徴するシリーズであり、水冷エンジンとスポーツ性能の融合によって、独自の地位を築いたモデル群です。
ハーレーV-RODの新車購入前のチェック項目
- 新車と中古の価格比較
- vロッドのカスタム中古車の特徴
- ナイトロッドの中古カスタムの値段とは
- ボルトは何種類?パーツ事情
- livewireの価格はいくら?比較の参考に
- 評価とユーザーのインプレ
新車と中古の価格比較

ハーレーV-RODはすでに新車販売が終了しているため、現在は中古車市場での価格が主な比較対象になります。
新車価格と中古価格を比べる際には、年式・走行距離・カスタムの有無などが大きな判断材料となります。
まず、新車当時の価格はモデルやグレードによって異なりますが、標準モデルで200万円前後、上位モデルでは250万円以上の設定でした。
特にナイトロッドスペシャルなどの上位仕様は高価格帯に位置していました。
現在の中古市場では、状態や年式によって価格差がかなり大きくなっています。
例えば、初期型のVRSCA V-RODで走行距離が多いものは100万円前後から手に入る場合があります。
一方、最終モデルで走行距離が少なく、カスタムが施された個体は200万円以上で販売されていることも珍しくありません。
このように、現在のV-RODは「中古=安い」とは限らないのが実情です。
特に状態の良い車両や、人気のナイトロッドスペシャルなどは希少価値が高まっており、新車当時の価格とほぼ同額か、それ以上で取引されるケースも見られます。
さらに、カスタムの内容によっては価格が大幅に上がることもあります。
純正パーツ重視の人にとっては高く感じる一方で、好みのカスタムが施されていればお得に感じることもあるでしょう。
中古価格を比較する際は、単なる金額だけでなく「状態」「整備履歴」「付属品の有無」などにも注目することが大切です。
そして、購入後のメンテナンス費用も含めた総合的なコストを見積もることで、後悔のない選択がしやすくなります。
vロッドのカスタム中古車の特徴

vロッドのカスタム中古車は、見た目・性能ともに個性的な車両が多く、市場でも根強い人気を集めています。
スタイル重視のライダーや、他人とは違うバイクを求める人にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
このようなカスタム中古車は、ホイールやマフラー、シート、ハンドルバーなど、外観を中心に改良されているケースが多く見られます。
特にリアタイヤのワイド化やローダウン、フルブラック塗装などは、vロッドならではのカスタム傾向です。
例えば、ナイトロッドスペシャルをベースにフルカスタムされた中古車は、まるでショーモデルのような仕上がりになっていることもあります。
見た目だけでなく、マフラー交換によるサウンドの変化や、吸排気系の変更による出力向上が加えられているケースも多く、所有満足度は高いといえます。
一方で注意したいのは、カスタム内容によっては純正部品がない、国土交通省の車検基準を満たしづらい、もしくは整備性が悪くなっている可能性もある点です。
特に並行輸入車やショップ製作のカスタム車は、構造や電装が特殊な場合があるため、購入前にしっかり確認する必要があります。
また、vロッドは水冷エンジンを採用しており、一般的な空冷ハーレーとは構造が異なります。
そのため、エンジンや冷却系のチューニングが施されている車両では、メンテナンスの難易度が上がることもあります。
このように、vロッドのカスタム中古車はデザインや個性を重視する人にとって理想的ですが、整備性や車検対応なども踏まえた慎重な選び方が重要です。
購入の際は、カスタム内容と整備記録のバランスをチェックし、長く安心して乗れるかどうかを見極めることが求められます。
ナイトロッドのカスタム中古車の値段とは

ナイトロッドは、フルカスタム中古車とスペシャルカスタム車では、価格にも内容にも明確な違いがあります。
どちらもカスタムが施された車両ですが、その範囲や目的、仕上がりのレベルによって価格帯が大きく変動します。
フルカスタムとスペシャルカスタムの違い
まず、「フルカスタム」とは、車体全体にわたって改造が施されている中古車を指します。
外装、マフラー、ホイール、ハンドルなどのパーツが交換されていることが多く、見た目の印象が大きく変わっているのが特徴です。
価格帯としては150万円〜250万円程度が一般的で、市場でも多く流通しています。
一方、「スペシャルカスタム」は、よりハイグレードなカスタムが施された車両で、部品一つひとつの質が高く、設計や仕上げにこだわりが見られるのが特徴です。
エアサスや特注シート、フレーム加工など、通常ではなかなか手を加えない領域にまでカスタムが及んでいる場合が多く、価格も200万円〜350万円以上になることがあります。
例えば、フルカスタム車では汎用パーツが多用されていることがありますが、スペシャルカスタムではビルダー製のワンオフパーツや、高級ブランドの専用パーツが使用されていることも珍しくありません。
項目 | フルカスタム | スペシャルカスタム |
---|---|---|
カスタム範囲 | 車体全体に改造が施されている | 高度な改造で細部まで仕上げられている |
主な変更箇所 | 外装・マフラー・ホイール・ハンドル | エアサス・特注シート・フレーム加工など |
価格帯 | 150万円〜250万円程度 | 200万円〜350万円以上 |
流通状況 | 市場で多く流通している | 希少性が高く、流通はやや限定的 |
パーツの特徴 | 汎用パーツが多く使われている | ビルダー製ワンオフパーツや高級ブランド品を使用 |
デザイン・仕上がり | 見た目の印象が大きく変わる | 独自性が高く、完成度が非常に高い |
これにより、デザインや仕上がりに独自性が生まれ、価格にも反映されます。
ただし、高額なスペシャルカスタム車であっても、自分の好みと合わない場合や、実用性が下がっている場合もあるため注意が必要です。
また、整備や修理の際に部品の入手が困難になることもあります。
このように、フルカスタム中古とスペシャルカスタムの価格差は、単にパーツ数や費用だけでなく、車両全体の完成度や希少性にも影響されています。
購入時にはカスタムの内容と自分の用途をしっかり照らし合わせることが大切です。
フルカスタム用キット
ナイトロッドをフルカスタムする際に使用されるキットには、見た目の印象を大きく変えるものから、走行性能に関わるパーツまでさまざまな種類があります。
これらのカスタムキットは、パーツ選びを効率化し、統一感のある仕上がりを目指す上で有効な選択肢です。
代表的なカスタムキットには、リアワイドタイヤキットやエアサスペンションキット、カスタムフェンダー、フロントマスクのコンバージョンキットなどがあります。
これらは個別に購入することも可能ですが、すべてがセットになっているキットを選ぶことで、取り付けの手間やパーツ同士の相性問題を避けやすくなります。
例えば、240〜300サイズのワイドタイヤを装着可能にするキットは、リア周りのインパクトを一気に高めるカスタムの定番です。
さらに、エアサス付きのローダウンキットを組み合わせれば、停車時に低く構えたスタイルを演出でき、見た目の迫力が格段にアップします。
こうしたキットの価格帯はおおよそ20万円〜80万円程度ですが、ブランドやキット内容によっては100万円を超えるものも存在します。
カスタムキットの種類 | 内容・特徴 | 価格帯 | 注意点 |
---|---|---|---|
リアワイドタイヤキット | 240〜300サイズのワイドタイヤに対応。リア周りの迫力を強化 | 約20万円〜50万円 | チェーンライン調整など取り付けが複雑 |
エアサスペンションキット | 停車時にローダウン可能。スタイルと乗り心地を両立 | 約30万円〜60万円 | 配管や制御系の知識が必要 |
カスタムフェンダーキット | 外観を大きく変更できる人気パーツ。車体の印象を刷新 | 約10万円〜30万円 | タイヤサイズや全体のバランスに注意 |
フロントマスクコンバージョンキット | ライトやカウルを変更し、顔つきを劇的に変える | 約15万円〜40万円 | 視認性や光量の保安基準に注意が必要 |
フルキット(セット販売) | 複数のカスタムパーツが一式になったセット。相性が良く効率的 | 約50万円〜100万円以上 | 一部が車検非対応の可能性あり。事前確認を推奨 |
また、取り付けには専門知識が必要な場合が多いため、信頼できるカスタムショップへの依頼が推奨されます。
一方で注意したいのは、カスタムの自由度が高い反面、車検対応や安全性に影響する可能性がある点です。
特にフレーム加工や保安部品の変更を伴うキットは、取り付け後に車検非対応となるケースもあるため、事前確認が欠かせません。
このように、ナイトロッドのフルカスタム用キットは、理想のスタイルを手に入れるための便利なツールですが、パーツの選定や取り扱いには一定の知識が求められます。
スタイルと安全性を両立させるためには、専門家のアドバイスを受けながら進めるのが賢明です。
ボルトは何種類?パーツ事情

ハーレーに使われているボルトには複数の種類があり、整備やカスタムを行う際にはその違いを理解しておくことが重要です。
主に使われているのは「インチ規格」と呼ばれるサイズで、日本車に多いミリ規格とは大きく異なります。
ハーレーはアメリカ製のバイクであるため、ボルトやナットの多くがインチ規格で作られています。
代表的なサイズには、1/4インチ、5/16インチ、3/8インチなどがあり、それぞれネジ山のピッチ(ねじの間隔)も日本の規格とは異なります。
このため、整備の際には専用のインチ工具が必要になる場面が多く見られます。
例えば、エンジン周りには細かいUNC(ユニファイ並目)ネジが多く使われ、外装パーツやフレームには太めのUNF(ユニファイ細目)ネジが使用されていることがあります。
また、年式やモデルによってもボルトの種類が変わるため、パーツリストやサービスマニュアルでの確認は欠かせません。
さらに、カスタムパーツの取り付けや社外製品の導入時には、同じハーレー用であってもネジ山のピッチが異なるケースがあります。
中にはミリ規格で作られた海外製のカスタムパーツも存在するため、ボルトの選定ミスによるネジ山潰れや締め付け不良には十分な注意が必要です。
こうした事情から、ハーレーの整備やカスタムを行う際には、単純に「合いそうなボルトを使う」のではなく、サイズ・規格・材質まで考慮して選ぶことが求められます。
特に安全に関わるブレーキ周辺やステアリング部分は、純正と同等以上の品質を持つものを選ぶことが推奨されます。
このように、ハーレーに使われているボルトには種類の多さと独自性があり、知識を持って扱うことでトラブルを防ぐことができます。
整備初心者であれば、まずは基本的なインチサイズをそろえ、信頼できる専門店のサポートを受けながら進めると安心です。
livewireの価格はいくら?比較の参考に

ハーレーのLiveWire(ライブワイヤー)は、同社初の電動バイクとして登場したモデルで、その価格は新車でおよそ370万円前後が目安となります。
ただし、販売国や仕様、販売時期によって価格差があるため、購入時には最新情報の確認が欠かせません。
このように価格帯が高めに設定されている理由には、先進的なテクノロジーと高品質な構成部品が大きく関係しています。
LiveWireは電動パワートレインを搭載し、0-100km/h加速が3秒未満という驚異的な性能を持ちながらも、滑らかな乗り心地と静粛性を実現しています。
例えば、高速道路での合流や市街地でのストップ&ゴーでも、瞬時に最大トルクが発揮されるため、ストレスのない加速が魅力です。
また、ABSやトラクションコントロール、スマートフォン連携など、電子制御装備も充実しており、安全性と快適性の両立が図られています。
一方で、価格の高さから選択をためらう人も少なくありません。
特に、同価格帯であればBMWやドゥカティの高性能ガソリン車も視野に入るため、バイクとしてのジャンルが異なる点をどう捉えるかが分かれ目になります。
さらに、LiveWireは現在では「ハーレーの電動ブランド」として独立し、新型「LiveWire One」なども発表されています。
これにより、車両価格も今後変動していく可能性があるため、長期的な価値も含めて検討するとよいでしょう。
このように、LiveWireの価格は高額ではあるものの、性能・装備・先進性を考慮すれば妥当な水準ともいえます。
従来のハーレーとは異なる価値観を持つモデルとして、購入を検討する際は、自分のライフスタイルや走行目的に合っているかを見極めることが大切です。
評価とユーザーのインプレ

ハーレーV-RODに対する評価は、「従来のハーレーらしさ」と「革新的な走行性能」の間で分かれる傾向があります。
多くのユーザーは、その加速性能や近未来的なデザインに高い満足感を示している一方で、ハーレー伝統の“鼓動感”を重視する層からは賛否が分かれることもあります。
まず、V-ROD最大の特徴である水冷エンジン「Revolution(レボリューション)」について、ユーザーからは「スムーズに高回転まで回る」「パワフルで高速巡航も快適」といった声が多く聞かれます。
これは、ポルシェとの共同開発によって実現されたエンジンであり、ハーレーとしては異例の性能を持っています。
例えば、実際にV-RODを所有するライダーからは「低速トルクも太く、峠道でも重さを感じにくい」といったコメントもあり、単なる直線番長ではないことが伺えます。
また、ナイトロッドスペシャルでは足つきの良さも評価されており、身長が高くない人でも乗りやすいとの意見もあります。
一方で、「乗り心地がやや硬め」「取り回しに慣れが必要」「純正マフラーの音が静かすぎる」といった声も少なくありません。
特に、空冷モデルに慣れたハーレー乗りからすると、音・振動・味わいの部分で物足りなさを感じるという意見は根強く存在します。
また、部品の入手や整備の難易度についても、他のモデルに比べてやや高めであるという声が見受けられます。
これは、水冷エンジンという構造上の違いが影響しており、ハーレー専門店であっても対応に差が出ることがあります。
このように、V-RODは「ハーレーらしくないハーレー」として独自の立ち位置を持ち、万人受けするわけではないものの、走りを重視するユーザーや、他人と違うモデルに乗りたい人からは非常に高く評価されているモデルです。
選ぶ際は、スペックだけでなく、自分の求めるバイク像との相性をじっくり見極めることが重要です。
ハーレーV-RODの新車の基本情報と購入時の要点まとめ
- V-RODは2017年に生産終了し新車では購入不可
- 水冷エンジン「Revolution」を搭載し高出力を実現
- 馬力は最大約125psでスポーツバイク並の性能
- 走行フィーリングは従来のハーレーと異なる独特の加速感
- ナイトロッドの燃費は15〜20km/Lと比較的安定
- 維持費は他のハーレーよりやや高めになる傾向
- ハーレーの寿命は10万km以上が目安でメンテナンス次第
- VRSCは「V-Twin Racing Street Custom」の略称
- V-RODはポルシェとの共同開発エンジンを搭載
- 中古市場では年式・走行距離・カスタム内容で価格差が大きい
- フルカスタム中古は150〜250万円前後で多く流通
- スペシャルカスタムはパーツ品質が高く200〜350万円以上
- カスタムキットは一式セット購入で取り付け効率が良い
- ハーレーのボルトはインチ規格で専用工具が必要
- V-RODの評価は走行性能を重視する層に特に高い